誰にも言えなかった胸の内を安心して、心のままにお話しください。ずっと感情に蓋をして感情が解らなくなってしまったあなた、あるいは心をいっぱいにしてしまった感情をそのままゆっくりひも解いていきましょう。
沈黙も大事な言葉として存在します。ご自分のペースでありのままに。そして自身を見つめていくための対話を丁寧に重ね、心の現在地や中の様子を見える形で整理し、心を軽くしてゆきます。深く傷ついた心を抱きしめ、自分をケアする方法を一緒に考えましょう。
このステップは高速道路に例えると、あなたが長年頑張って走り続けてきた自分をメンテナンス、充電するサービスエリアです。ガソリンを補給しまた、元気に自分らしく走るための入り口です。安心してください。これまでの自分をたくさん、たくさんねぎらい自分の心を整える事を学びましょう。
さあ、新しい発見・気づきを見つけに行きましょう。
少しずつ自分の心に元気が出てきましたら、周りの環境や自分自身を客観視できるようサポートします。「なぜ悪循環に陥っているのか」「なぜ他人の感情に巻き込まれストレスを生んでいるのか」「なぜ自己肯定感を上げれず感情の浮き沈みが激しいのか」など。
脳の特性やメカニズムを学び具体的に、どの様に悩みの入り口を変え取り組めば良いかを一緒に考えます。又、自分の考え、感情のパターン・思い込みを見つけ心から自分を許し手放すスキルを学びます。
自分を責める必要は何ひとつありません。そうならざるを得なかった背景、苦しみ、頑張り、真面目さ、責任感などが複合的に関与しています。それは、頑張り屋さんのあなたの素晴らしい一面でもあるのです。自己肯定感を上げ「自分を頑張って変えるべき」から「ありのままの自分を肯定する力」を学び脳を安定させます。
「しあわせの芽」を一緒に育てましょう。
自己肯定感を維持し日常の出来事の中で、自分の軸を周りに持っていかれず、しなやかにできる視点や行動を学びます。「自分の生き方・自分の望むあり方」を考え、具体的な視点を変えていきます。自分を楽にする考え、自分を応援し大切にする小さな行動が大事です。心のとらえ方を少し変えるだけで、周りの景色やとらえ方が大きく変化します。
ストレスをストレスになるべく感じない方法、たとえストレスを受けた自分でも、いち早くキャッチしセルフケア、セルフコントロールできるスキルを繰り返し学びます。一緒に振り返り納得しながら実生活に生かせるトレーニングを行い心を育てます。
感情は心の見え方、とらえ方次第で楽にすることが出来ます。「相手の人間性については直接は変える事はできません。しかし相手との関係性については、変える事ができます。」また「誰しも過去は変える事はできません。しかし過去への思いについては、変える事はできます。」相手や過去に振り回されず、自分で自分の考えや感情を選び、自分自身を生きる事を学びます。大変な辛い思いをされたぶん、あなたは多くを学び、これまで気づかなかった多くの幸せに包まれるでしょう。
考え方や行動を少しずつ変えることが出来るようになったあなたは心地良く、感情に巻き込まれることなく穏やかに自分らしく生きる事を見つけます。
あなた自身がどう生き、どう感じて「自分自身」を運転し生きていくかがテーマとなります。より良く自分を維持するコツを身につけます。これまでの自分を抱きしめ「自分らしい花を咲かせましょう」
一人ひとりに合ったセッションを組み合わせ、ご提供させていただいております。
1フォーカシング (こころの整理)
心のモヤモヤした気持ち、まだ言葉やイメージにならない気持ちに合う言葉やイメージを一緒に探し整理していきます。
あなたにどのような物語があり今に続いているのか…あなたの語りをじっくり大切にしていきます。「ここHug」では心の内にある悩みや気持ちを一度、全部テーブルの上に並べ課題の整理をする事で、いっぱいになっていた心の中に余白を作っていきます。
2レジリエンスサポートケア
レジリエンスとは心理学の分野では「逆境から回復する力」「しなやかな強さ」を意味します。
日本では2011年に発生した東日本大震災をきっかけに、世界から注目されるようになりました。レジリエンスはあなたの心の中に眠っています。
自身の回復する力により、「自分はどうしたいのか?どう生きたいのか?」が生み出され、自分を動かす動力となっていきます。
3認知行動療法
「認知」とは「ものの受けとり方」「考え方」を表します。
私たちは様々な経験から「自分のルール」をつくり条件反射のようにパターン化された考え、行動を導いています。
ストレスを感じるとパターン化されたルールはより厳しく歪み、自分自身を縛り付け苦しめていきます。
自分を縛りつけているルールや思い込みに気づき、自分を楽にし助けてくれる新たな考え・行動に変えていきます。病気の理解や認知行動療法の 基礎知識から学び、日常での実践、ワークを繰り返し自信をつけていきます。
認知行動療法は、国が効果を認めた心理療法です。相談者とカウンセラーは、共同作業で進めていきますので、あなたの良いところや強みを生かしながら安心し心の変容を図っていけます。
*ご病気での認知行動療法では12~16回程度の個人セッションを行います。
4アドラー心理学
アドラー心理学に基づき、他人の評価ばかりを気にしてしまったり、他人の成功=自分の負けなどと思ってしまう、あなたの心を楽にし自分軸で目的をもって生きる事を学びます。
また、「課題の分離」を行うことで、その悩みは自分の課題なのか、他者の問題、課題なのか整理し住み分けを行っていきます。
他者の課題は、他者が課題を通じて学び得る機会になるかもしれません。
その機会、チャンスを奪い取らず手放して良いのです。
各々のセッション終了後も継続的なケアを維持ご提供するため、自助グループ活動として「ここCafé」を開き自分の学んだこと、実践について仲間と語り合うことを大切にしております。
5アサーティブトレーニング
自分の意見を伝えながら周囲と円滑なコミュニケーションを図る具体的な練習方法です。
相手への伝え方がわからないと自分の気持ちを必要以上に押さえつけてしまったり、相手を全面的に否定し肝心な事が上手く伝えられなかったりなどの悪循環を招きます。
場面を設定してカウンセラーと一緒に自分を大切にしながら、相手を認めていくロールプレイを行い自信をつけながら実生活に生かしていきます。
6家族療法
ご本人の了解を得て家族としてチームを再構築し課題解決へと導きます。
家庭の外にあるストレス、内にあるストレスは相互に影響し合い悪循環を招いています。家族間の気持ちのすれ違い・誤解トラブルは、始めは些細なことでも蓄積していくと、家族だからこそ素直に向き合えずスムーズに対応できない状況に陥ってしまいます。
カウンセラーとの対話を重ね、コミュニケーションスキルの活用や、家族間のお互いの状況そのものの理解を深める事で、家族関係の改善を図りご本人の回復へと促します。
7終末期心のケア・ご家族のグリーフケア
人はだれでも一生のうちに大切な方を失ってしまう経験をします。
大切な人を失うとグリーフ(深い悲しみ)の状態となります。これは人間としてとても正常な反応なのです。
看護師としてこれまで多くの方々の終末期ケアやグリーフケアをさせていただきました。
看護師としての経験を生かし、カウンセラーとして大切な方の生前からお別れまで継続的に関わらせていただき、大切な方の終末期までの心のケアを含めたサポートをさせていただいております。
大切な方との物語に寄り添い、大切な方を大切にケアし穏やかに死を迎える事が残されたご家族のより良いグリーフケアにもつながります。残されたご家族の心の中に大切な方が温かくいつまでも輝いて生きていきますよう、丁寧に大切にサポートさせていただきます。
※大切な方への心のケアは在宅で最期をお迎えする方のみに限らせていただいております(ご相談ください)。
8マインドフルネス
私たちは「いま、現在」に心も体も存在しますが心は「あの時こうすれば良かった」「もし、あぁなったら」と「過去」「未来」へ行ったり来たりします。
心と体の現在位置にギャップが出ると不安定になりどんどん負のスパイラルに入ってしまいます。
マインドフルネスは「今この瞬間」に意識を向け知覚・思考・感情・行動のあるがままを感じ、心と体を「現在」にしっかりと置くことで心を安定させる効果があります。
時間や場所がなくても、歩きながら、食べながら、お風呂に入りながらなど毎日の日常に取り入れやすい方法をお伝えしていきます。
9脳と心のしくみや特性を生かす
脳と心のメカニズムを理解し、脳の特性を生かしたアプローチを生活の中で提案していきます。
脳は意識したものしか見ない、聞かないという特徴があります。
人は物事を「眼」ではなく「脳」で見ているのです。脳にあるフィルターのような役割をする「脳幹網様体賦活系」が関与しています。
ほかにも「なぜ考えと考えが上手く結びつかず頭がフリーズしてしまうのか」「なぜ、がんばろうと思えば思うほど空回りし悪循環を繰り返してしまうのか」、必要以上に「なぜ他人の視線や評価、言葉が気になってしまうのか」「なぜ考えない様にと思っても余計に考えてしまうのか。執着してしまうのか」「不安や恐れはなぜ繰り返し起こるのか」「自分の心や気持ちがわからないのはなぜか」「イライラや怒りはなぜ、突然暴走するのか」「白黒決めつけてしまうのはなぜか」「なぜ自分や相手の欠点ばかり目についてしまうのか」など。
メカニズムを学び脳の特性、心の仕組みを生かした具体的な方法、ワードを用いて取り組みます。
10脳活性トレーニング
自律神経失調症やうつ病は心の問題ではありません。
脳内のホルモンバランスの崩れが原因のひとつと言われています。
自身の特性に合わせて脳内のホルモンバランスを整えやすい生活リズム&生活スタイルを定着させ症状を改善していきます。
頑張る時代から脳を整える時代となりました。メラトニン活性法、グルーミング、リズム運動、栄養バランスなどなど、ご自身が心地よく出来る方法を一緒に考えます。