2025.12.15
みなさま、今年もあと少しとなりました。
今年も本当にありがとうございました。(今年は30日までとなります。新規にお受けできなかった方、大変申し訳ありません。)
多くの方が
「生き方、とらえ方が変わりました。」と
「自分への認知」を変えたとき、状況が変わっていきました。」と。
お話しくださる方が今年も多かったなと感じる一年でした。
認知行動療法という言葉が年々、一般の方にも浸透してきました。
心の時代の変化を感じ、とても良いことと感じます。
しかし、少し気をつけたい点は・・・
「自分を早く変えるべき!」
「早く、切り替えるべき!」と力を入れすぎたり
心を無視して心に蓋をしてしまうことや
考え方をすぐに、変えることができない自分を 追い詰めてしまうことです。

そのような状況下では、
脳内でのストレス状態が高まり
コルチゾールというストレスホルモンが過剰に分泌し、
思考をつかさどる脳の神経伝達回路に
悪影響を及ぼすことが分かっています。
その結果、
「考えても考えがまとまらない・・・」
「考えることをやめることができない・・・」
「また、考えてしまっている」
「なんで、切り替えができないのだろう。」などと
ネガティブな思考がぐるぐると
悪循環を引き起こしてしまいます。

悲しみの後ろには
大切な思いや今までの背景
あなたのあたたかなハートが必ずあります。

見え方、とらえ方の
角度をすこし変えてみると
悲しみを感じるほど
自分は・・・
仕事に対して
家族に対して
自分自身について思いがあった。

それは、かけがえのない
大切な思いばかりです。
あなたの生きてきた証しです。
その思いに気づいていないまま、
一生懸命に生きてきた方々ばかりです。
自分の心を少しずつゆるめ
今この時のターニングポイントを大事に
「悲しんでいい」
「ちゃんと悲しんだほうがいい」と
言ってあげましょう。泣きたいときは、あえて
心のままにしっかり
あえて・・・泣きましょう。

涙は脳を安定させ
脳の思考回路を潤滑に回し始めます。
泣いた後、少しすっきりした感覚がそれを意味しています。
脳が安定すると
やがて、視野狭窄から抜け
新しい考え、とらえ方がストンと入り始める段階となります。
(泣いた後、自分を責めてしまっては効果は半減してしまいますので、お気をつけくださいね。)
悲しんではダメではなく
悲しむ自分を受け入れできたとき
「やっと、心から泣けた」
「あの時は、そう思えなかったけど」
「すこし、違って考えることができた。」
変えることのできない現実の辛さや苦しさを
自分が一番わかってあげ
自分を責めることから少しづつ卒業し
まず、心をケアーしながら、
少しずつ
少しずつ
困難を糧に
マイナスで終わらせず
あなたなりの生き方がブラッシュアップしますように。
遅いことも
ダメなことも
全くありません。
これからの道のりに、生かすことができます。
同じ経験の方の気持ちに、あなただからこそ寄り添うことができます。

これからも
「ここHug」はいつでも、大切にお待ちしております。
みなさま、全身いっぱいに
安心して新しいお年をお迎えください。

今年も本当にありがとうございました。
少し早いですが、年末はきっと余裕がないので
「あえて」早めに少しずつブログ作成し今年のご挨拶とさせて頂きます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
(*自分の心を運転するには、まず心のガソリンがある状態が必要です。精神科疾患の急性期の方や精神疾患そのものを完治、治療することは出来かねます。ご了承ください。)
ここHug 斉間京子