ここHug便り

すべては自己肯定感~その力をハグし育む

2022.10.20

  • カテゴリ: 心地よく生きる
  • 著者: 斉間 京子

みなさま、お元気ですか?秋も深まり今年もあと2か月あまりとなりました。

たくさんの方がカウンセリングに訪れてくださり、回復に向かう中で共通する大事な課題があります。


それは、だれもが一度は聞いたことがあると思います【自己肯定感】です。

聞いたことがあっても、意味やコントロール方法、ケアの仕方がわからない方がほとんどです。

無理もありません。学校ではおしえてもらえませんでした。私も体調を崩し立て直す過程で生まれて初めて学びました。


かつて、うつ病を患ってしまった私が、再発を繰り返さない様に、そしてカウンセラーとして多くの深いお悩みに対応させていただく中で、体調の維持管理に努め最高のコンディションでお仕事をさせていただくために【自己肯定感】のケア・メンテナンス・充電は、今でも私の必須です。



自己肯定感には、大きく2つの【自己肯定感】があります。


一つ目は、自分にはこんないいところがあるという【自己肯定感】です。

二つ目は、自分は良い所も悪いところも人間だからある。と完璧ではない自分を許して受け入れる【自己肯定感】です。

一つ目は、自分自身の新たな発見・信頼・視点の切り換える力であるならば、二つ目は例え良くない自分が現れた時でも、自分を客観視し出来事への背景、道のりを理解できる力。そして相手や自分に適切な行動がとれる力にあります。してしまった事を自分の解釈だけで許し我を通すいわゆる「わがまま」「自分勝手」とは大きく違いがあります。自己肯定感が高い人は、怒りや無視などで相手をコントロールしたり、威嚇しません。状況を認めきちんと相手と対等に対応が出来る人です。



では、自己肯定感が低いとどんな生きずらさを生んでしまうのでしょう…


①自分をいつも責め過ぎてしまい、視野が狭くなる。柔軟に考える事ができない。なので又、自分を責め過ぎてしまう。

②自分に自信や価値を見いだせず、相手に自分の思いや気持ちを伝えられない。あるいは相手の言葉、価値観を100%受け過ぎてしまう。

③上手くいかなかった出来事があった場合、マイナス面ばかりにフォーカスしてしまい考えが上手く働かない。

④常に相手や環境に、自分軸を持っていかれてしまい心が迷子になってしまう。振り回され続け疲れてしまう。

④その結果、自己嫌悪。または相手のせいにばかりしてしまい、人間関係がいつも上手くいかない。

⑤傷ついた思いや過去を手放すことが出来ず、今現在の現象と結びつけてしまい自分らしく行動できない。

⑥なんで、私ばかり…と周りと自分を比較してはネガティブに陥ってしまう。周りの目が気になる。

⑦どうして良いかわからず、無理に元気を試みるが、とても疲れてしまう。周りの刺激を受けやすく気持ちが急降下してしまう。

⑧ダメな自分を早く変えなければと焦ってしまい空回りばかりしてしまう。

⑨空回りばかりしてしまう自分に「私は何をやってもダメなんだ」と決めつけ、ふさぎこんでしまう。

⑩自分の事が大嫌いとなってしまい、自分を見つめること自体、辛くなってしまう。どんどん悪循環をくりかえしてしまう。

どれも、昔の自分を見ているようです。



カウンセリングにお申込みして頂いた時、私はいつも「その方がどれほど考え、勇気をもち連絡下さったことか…。」とふと考え胸がジーンとなります。

「自分のことが、もう嫌なんです。」

「でもどうしていいかわからないんです。」と。

「自分を受け入れる。自分を大事に愛する。と言うけれど全くできないんです。」と。


様々なご状況、お悩みがある中で「自分が嫌い」という言葉がよく出されます。

私もそうでした。


けれど、自分を嫌いという気持ちは「本当は自分を好きになりたい」気持ちの強い現れです。

自分をあきらめ見捨てて、どうでもよければ「嫌い」という感情すら出てきません。


「嫌い」という感情を持ち続ける事は、とてもエネルギーがいるからです。


自分をあきらめ見捨てず、どれほどの勇気を持ちご連絡下さったことか…。

それだけで、まず意味があり一歩進めています。


すべての悩み、タイミングに意味があり、あなたのこれからを楽にするきっかけとなりますように・・・。


今までのすべての困難が、あなたを優しくつつみ、生きる力とつながりますように・・・。


大切にお待ちしております。


追伸

土日祝日も場合により、カウセリングをさせていただいております。お電話などのカウンセリングも含め、かなり混み合いご迷惑をおかけしております。申し訳ございません。

毎日、数をこなすカウンセリングではなく、お一人お一人様のお時間を大事に準備し大切にお迎えしております。

そのため一日にお会いできる人数に限りがございます。

回復後もメンテナンスのため定期的にカウンセリングを希望される意識の高い方も多く、新規の方はその後の再診枠をある程度確保できる状況になってから、しっかりお受けする形をとっております。

一カ月以上、お申込みからお待たせしてしまう場合も数多くご不便をおかけいたしますが、どうかご承知ご理解いただけます様よろしくお願いいたします。



数ある中のカウセリングで、「ここHug」にご縁がありましたら幸いです。


優しく柔らかく、あなた様をつつみこむ良い一日でありますように・・・。


ここHug 斉間京子